これからのビジネスモデルとは『サブスクリプション』

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最初に

 

なんとなく気になっていた本だったのですが・・

最近、図書館で借りて読んでみました

結論から言うと

『蔵書に決定!』っていうくらい

とても役に立った&今後も読み返したい本でした。

事例も豊富で、とてもよかった!

300ページ超えの結構分厚い本ですが・・・・(笑

 

目次

 

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第 I 部 サブスクリプション・エコノミーの到来
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第1章 製品中心から顧客中心へ――すべては顧客を知ることから始まる
第2章 小売業にまつわる誤解――古い「筋書き」を逆転させる
第3章 メディアの隆盛――新たな黄金時代の幕開け
第4章 飛行機、電車、自動車――サービスとしてのモビリティ
第5章 新聞・出版――かつて新聞を出していた会社
第6章 テクノロジー産業の復活――〝魚〟を飲み込め!
第7章 IoTと製造業の興亡――モノを売る時代は終わった
第8章 所有から利用へ――あらゆるビジネスに広がる成長機会

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第 II 部 サブスクリプション・モデルで成功をつかむ
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第9章 企業がサブスクリプション・モデルを選択するとき
第10章 イノベーション――永遠のベータ版にとどまれ
第11章 マーケティング――4つのPが変わった
第12章 営業――8つの新しい成長戦略
第13章 ファイナンス――新しいビジネスモデルの構造
第14章 IT――製品ではなくサブスクライバーを中心に置く
第15章 組織にサブスクリプション文化を根づかせる

 

気になったところ

 

・モノが売れず、全てがサービスとして提供される時代には、顧客との長期的なリレーションシップが成長の鍵となる。

・一言でいえば、世界の中心が製品からサービスに移行しつつある

・企業がついに顧客を理解し始めたという変化である。

・GEも、アマゾンも、ウーバーも、いま私たちはデジタルな世界に住んでいて、顧客一人ひとりが異なる顔を持っているということを認識し、その認識の上にビジネスを構築して成功している

・顧客のほとんどは、ウォルマートで食品や日用雑貨を買う。極めてシンプルで反復的な購買行動だ。だが、あなたがウォルマートで一番最近買ったものは何かを、ウォルマートは把握してない。

・全ての発想を、製品からではなく顧客から始める。

・新しい勝者は、リアル店舗をネット店舗の拡張スペースとして利用している。

・新しいビジネスモデルは、気まぐれな広告に依存するものではなく、安定した定期収入に立脚するものになる。

・ダゾーンは、視聴機会に恵まれないそうした市場に番組を配信している。最近では日本でサッカーJリーグの国内配信権を20億ドル近い金額で買った。

・顧客がいなくなってしまうわけではない。顧客はただ、これまでと違うデジタルサービスを欲しているだけなのだ。

・現在、ウーバーはいくつかの都市で定額制のサブスクリプション・サービスを試験運転している。ユーザーは毎月決まった利用額を支払うことで、超過料金なしの割引料金で車を利用することができる。

・みんな同じ質問を自らに投げかけている

ー 会員にとって、この新しいサービスの価値は何か?

ー 会員は私たちが提供しようとしているようなサポートを受けているか?

ー 会員はいつまで会員であり続けてくれるのか?

ー 我が社の成長率はどうなるのか? 外からはどう見えるのか?

ー 利用状態のどこを見れば、どこにリソースを重点配分すればよいかわかるのか?

ー どの会員がチャーン(解約・離脱)しそうか?

・アドビにサブスクリプション方式への移行を急がせたものは何か?ユーザーがアドビに求める仕様要件が、製品のアップデートよりも、はるかに速く変化していることが明らかになっていた。つまりアドビの動きは遅かったのである。

・製品を売るな、結果を売れ

・プロモーション(ストーリーテリング)①製品の物語②市場の物語③最も重要なサービスとユーザーを広いソーシャルな文脈で結び合わせる物語

・これからの財務チームは、全く新しいルールブックに基づいて一連の新たなメトリクスを試していくことになる。顧客獲得コスト、生涯顧客価値、年間定期収益、顧客一人当たりの平均収益である。

・マーケティングの4Pが完全に変わってしまう

ー 製品(product) 人々が望む商品を作り、パッケージングしなくてはならない。

ー 価格(price)競争力があり、自社と顧客の両方にとって合理的な製品価格を設定しなくてはならない。

ー プロモーション(promotion) 魅力的なチャネルによって商品を宣伝する必要がある。

ー 場所(place)便利で人を引きつける場所に商品を流通させ、販売する必要がある。

・マーケティングの仕事はアートであるのと同程度にサイエンスになる

・3つの重要課題。より多くの顧客を獲得する、顧客価値(顧客単価)を高める、顧客を出来るだけ長くつなぎとめる。

・サブスクリプションビジネスの損益計算書は、将来に何が見えるかを記述するものとなる。

ー 年間定期収益、チャーン」、定期コスト、定期利益、成長コスト

・サブスクリプションビジネスにおいては、バケツから水が漏れていない限り、利益の全てを将来の成長のために使うことは完全にりにかなっている。

・今日ITはビジネスの主戦場となった。

・サブスクリプションビジネスは、顧客の幸せの上に成り立っている唯一のビジネスモデル

 

感想

 

ただ物を販売していた時代に終止符を打つような内容の本でした。

でも、長いビジネスという長距離走を考えると

サブスクリプションビジネスモデルが中心になってくるのも

当然のような気がします。

お客様のためをしっかり考えること

やっぱりビジネスの基本ですよね

これからのビジネスを物語ると同時に

ビジネスの基本に戻れる

とても勉強になる本でした。

まずい・・・蔵書が増えてしまいそうです・・・(汗

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