健康茶を10パックずつ。重量では確認できない小分けを、どう正確に仕上げるか

今回は、健康茶の小分け作業をご紹介します。
作業内容は、健康茶を10パックずつチャック袋に入れて仕上げるというものです。
「10パックずつ入れるだけなら、それほど難しくないのでは?」
と思われるかもしれません。
ところが実際にやってみると、この商品ならではの難しさがあります。
重量では「10パック」を確認しにくい
通常、小分け作業ではウェイトチェッカーを使い、重量が規定の範囲に入っているか確認する方法があります。
ところが今回の健康茶は、1パックごとの重量にブレがあります。
そのため、完成した袋の重量だけを見て「10パック入っている」と判断するのが難しい商品です。
9パックと10パック、10パックと11パックの重量差よりも、個々のパックの重量差が影響してしまう可能性があるからです。
では、どうやって10パックを確認するのか
そこで大切になるのが、作業する人の注意力だけに頼らないことです。
もちろん、スタッフは一つひとつ確認しながら作業しています。
ただ、人が一日中同じ作業を続ければ、集中力にはどうしても波があります。
「気をつけて数える」だけではなく、誰が作業しても間違いが起きない工程をつくる。
私たちは、そこを大切にしています。
人ではなく、工程で品質をそろえる
今回の健康茶も、10パックずつ正確に袋へ入るよう、確認方法を含めてラインを組んでいます。
作業する人が変わっても、忙しい時間帯でも、常に同じ精度で仕上げる。
これが私たちの基準です。
そのためには「誰が担当するか」に頼るのではなく、「どういう順番で作業し、どこで確認するか」まで工程として決めておく必要があります。
一見すると単純な袋詰めですが、こうした工程づくりが小分け加工ではとても重要です。
1日4,000袋を安定して仕上げるために
今回のラインでは、健康茶を10パックずつチャック袋へ入れ、1日約4,000袋を仕上げています。
数量が増えても、品質の基準は変わりません。
一つひとつ正確に仕上げながら、必要な生産量にも対応できるよう、作業を始める前に工程を組み立てます。
「この商品は、どうすれば間違いなく仕上げられるだろう」
「どこで確認すれば、同じ品質を維持できるだろう」
そんなことを考えながら、商品ごとにラインをつくっています。
機械だけでは難しい商品もあります
食品の小分けには、機械化しやすい商品もあれば、人の手と確認工程を組み合わせたほうが適している商品もあります。
今回の健康茶のように、重量だけでは数量確認が難しい商品もその一つです。
中村食品では、こうした「機械だけでは少し難しい」という商品の小分け・セット作業を日々行っています。
決まった方法に商品を合わせるのではなく、その商品の特徴に合わせて工程を考える。
そして、生産量が増えても同じ品質で安定して供給できる体制をつくる。
そこまで含めて、小分けの仕事だと考えています。
「この商品、どうやって小分けしたらいいだろう」
そんな商品がありましたら、まだ仕様が固まっていなくても大丈夫です。
商品を見ながら、一緒にできる方法を考えていきます。
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