機械で取りきれないレーズンのキャップステムを、人の目で選別する

年末に向けて、中村食品の工場では、デザートなどに使われるドライフルーツの選別・リパックが忙しくなってきました。

現在行っている仕事の一つが、レーズンに残っている「キャップステム」を取り除く選別です。

とても細かく、地道な作業ですが、商品を安心して使っていただくための大切な工程です。

レーズンに残る「キャップステム」とは

キャップステムとは、レーズンの実についている小さな軸や、枝のような部分のことです。

レーズンはぶどうを乾燥させて作るため、収穫や加工の段階で取り除かれていても、小さなキャップステムが残っていることがあります。

もちろん、原料が日本に届くまでにも選別は行われています。

それでも完全に取り除くことは難しく、日本で商品に使用する前に、もう一度しっかり確認したいというご相談があります。

機械ではどうしても取りきれないものがあります

食品の選別では、さまざまな機械が使われています。

大きさや重さ、色など、一定の条件で原料を分ける作業は機械が得意です。機械を使うことで、大量の原料を効率よく確認できます。

ただ、レーズンと同じような色をした小さなキャップステムや、実にくっついているものは、機械ではどうしても取りきれないことがあります。

レーズンの形や色にも一つずつ違いがあるため、すべてを機械だけで判断するのは簡単ではありません。

最後の砦になるのは、人の目と手です

機械で選別したあと、最後に一つずつ確認するのが人の目です。

スタッフがレーズンを作業台に広げ、流れてくる原料を見ながら、小さなキャップステムを見つけて手で取り除いていきます。

見つけるだけでは終わりません

選別では、ただ目についたものを取り除けばよいわけではありません。

どの状態を取り除くのか、判断に迷うものをどう扱うのか。作業を始める前に基準を共有し、判断に迷ったときはスタッフ同士で確認します。

長い時間、集中力を保ちながら続ける作業でもあります。そのため、原料の流し方や作業する人数なども考えながら、無理なく確認を続けられる工程を組みます。

機械で取りきれなかったものを、最後に人が確認する。

私たちは、この手選別を商品の品質を守る「最後の砦」だと考えています。

選別後は指定された形へリパックします

選別を終えたレーズンは、ご指定の内容量に計量し、袋へ詰め直します。これがリパックです。

袋へ入れて封をしたあとも、重量や外観などを確認します。

選別だけ、袋詰めだけと工程を分けて考えるのではなく、原料を受け入れてから製品として送り出すまで、全体を通して品質を保つことが大切です。

年末のように数量が増える時期ほど、急ぐことだけを優先せず、一つひとつの確認を積み重ねていきます。

手選別が必要な商品に向き合う

中村食品には、機械だけでは対応しきれず、人の目と手による確認が必要な商材が集まってきます。

決して派手な仕事ではありませんが、この地道な工程が、お客様の商品の品質維持と安定供給につながっています。

機械選別を行っても取りきれないものがある、今の選別方法に困っている。そんな商品がありましたら、まずは状況をお聞かせください。

実際の原料や選別基準を確認しながら、その商品に合った方法を一緒に考えていければと思います。

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